女性の美を支える植物エキス
シャクヤクは薬用植物としての歴史があり、その根は中国最古の薬物学書にも記載されるほど古くから使われています。主に、婦人科系の働きを整える作用があるとされているようです。
シャクヤクエキスを肌へ塗布する場合、収れん作用・抗炎症作用・血行促進作用などが認められています。シャクヤクエキスは、肌を引き締めて透明感のある滑らかな状態に整える目的で、スキンケア商品にも多々用いられているようです。シャクヤクエキスは、研究によって肌の老化へ影響を及ぼす「糖化」を抑制する働きがあるということが認められています。糖化とは、通常エネルギー源として体に取り込まれる糖分が、体の中のタンパク質と結び付くことをいいます。糖化はさまざまな健康被害に深く関わっていることが知られていますが、肌の糖化もその一つです。肌のタンパク質は、糖化による変性や劣化によって黄色や褐色へと変色し、くすみを引き起こします。また、糖化したタンパク質は一旦つくられてしまうと分解されにくく、加齢とともに少しずつ体内に蓄積されるのです。これらが肌の新陳代謝を妨げるため、シミの発生にもつながります。新たにシャクヤクから抽出された「シャクヤク抽出液BG」には、糖化したタンパク質の切断機能が認められ、糖化を抑制する作用があることが確認されているのです。
より効果的なケアが求められる中、若々しく健やかな肌を保つための成分として、シャクヤクエキスは重要な役割を果たしてくれます。